2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

春はきて君をおくる

オンラインの仁義なき戦い、オフでのつきあいなど無用、と言わんばかりな「はてな」の空気を読まず、東京に向かう寸前のid:murashit先生を、オフラインに引きずりだしてみました。 何度かオンライン上でやりとりはしていたものの、Twitterのつぶやきを見てい…

みやこにありて思うこと

京都は自転車でまわるとおもしろい。 人家、古着屋、古い家、重要文化財、人家、人家、カフェ、寺社、銭湯、とさまざまな建物が混然とたち並んでいるのがよくわかり、気の向くままに足を止めることができるからだ。 絵に描いたような「むかしの日本」が残っ…

ここに至る経緯

映画『スーパーサイズ・ミー』を観る ファストフード業界批判『ファストフードが世界を食い尽くす』(草思社/エリック・シュローサー)を読む 日本マクドナルド創業者の『勝てば官軍 成功の法則』(ベストセラーズ/藤田田)*1を読む 映画『いのちの食べかた…

さっき読んだ本

『僕は猟師になった』(リトルモア/千松信也) 図書館に予約したのも忘れていたところ、順番がまわってきたとのことで、今日ひきとって来た。 このタイミングで、手元に来たのがかなり面白い。とはいえ、興味は連綿とつづいてきているはず。 なんでこれを読…

はてなダイアリーの機能を把握できていない

昨日、日記を編集したら過去のスターが消えた。 今までスターをつけてくださった方に、申し訳なさすぎて死ぬる。 すみません...

三社三様

京都の上(かみ)のほうに住んでいたころ、23時を前にバスが終わってしまうものだから、飲み代にはタクシー代を込みにして予定していた。 走る車がまばらになった河原町あたりでは、大きめの車を停めたわきで所在なげにしている若い者と、ゆるゆると流したり…

ミッドナイト

日経ビジネスオンライン【47】右斜め前方に情報あり。タクシードライバーとの会話術 会話術というのはさておき、車からうかがえる景気のくだりが印象にのこった。 運転手「中央分離帯に、コンビニ弁当のトレーの投げ捨てが目に見えて減ってきた。 モラルがア…

戸棚の中の骨

今日も昨日とおなじような日が続く、と思ってはない。 うそぶきながらも、どこかでは信じていたものか。緑のままのイチョウの下、踏みつけにされたぎんなんばかりが目立つ道すがら、にわか雨の冷たさには、裏切りにあったような思いがした。 コンビニで、お…

あとで

もうひとつ書く予定

いつか見たけしき

滋賀の片田舎を、所用あって歩いていた。 駅に程近い路地にある、ふるい玩具屋が目に入る。 いまだにプラモデルを並べて売っているような、木造引き戸のたたずまいである。 戸は閉てきったままに、店の前にある、ブリキ製の「おもちゃ」という立て看板のみが…

或いは情無用のジャンゴ

そんな発想があったのか、と驚かされることは、無上に楽しい。 自分が驚かせることができれば、これも然り。 ずいぶん前、北野誠がなにかの番組で、雑誌の中吊り広告に茶々を入れていた。 うち、女性ファッション誌の見出し「毛穴ゼロで愛され肌」に目をつけ…

水にあらわれるもの

京都の四条河原町あたりは、夜半をすぎるとあぶなっかしい。 水商売の客引きとスカウトがひしめいていて、少しでも目をひくような女性は、横断歩道の信号待ちで足を止めるのもうとましそうにみえる。 繁華街に古都を求めるひとは少ないとしても、始終黒服が…

ドトール人間模様

ミラノサンドのCが好きで、ドトールによく通う。 三種あるうち、めまぐるしく変わるCは、アルファベットのA、Bに比べて、いかにも指に引っ掛けたら回りそうな字面をしている。 サイズはどういたしますか、と言われて、少し考えたあとに「なかほどで」と…

二十歳で卒業したかったこと

酒でも煙草でもなく。 飲んだり食ったりする店の前に鎮座している、料理見本がむきだしで置いてあるのを見ると、つい指でつついてしまう欲求をどうにかしたい。 よくできているな、どういうこしらえかたをされているものか、思うまもなく、手がのびている。 …